「すぐ死にたいと思っちゃう私」へ。消えたくなるのは、生きたい証

心のモヤモヤと向き合う

オンラインカウンセリング「Kimochi」


目次

「死にたい」ではなく「消えたい」

私はよく、「死にたい」と思ってしまいます。 でも、厳密に言えば「本当に死にたい」わけじゃないんです。 もっと正確に言うなら、

  • 「消えたい」
  • 「この場からいなくなりたい」
  • 「こんな失敗、自分ごと消してしまいたい」
  • 「こんな自分なんて、死んだ方がいい」

……そんな気持ちに、急に押しつぶされそうになるんです。 でもこれは、たぶん「死にたい」んじゃなくて、 「自分を許せない」「この状況から逃げたい」っていう心の悲鳴なんだと思います。

なぜそんなふうに思ってしまうのか

たとえば、仕事でミスをしたとき。 誰かに否定されたような気がしたとき。 思いがけず自分を笑われたとき。 そういうときに、「うわ…私なんか消えちゃえばいいのに」と思ってしまう。 その裏にあるのは、「強い自責」と「完璧でありたい気持ち」なんだと思います。 私は失敗が許せない。 誰かに迷惑をかける自分が許せない。 「ちゃんとしてる人でいたい」という理想が壊れると、 すぐ「こんな私は存在しちゃいけない」と極端な思考に行きがちです。

そうなりやすい人の性格

この気持ちになりやすい人は、たいていとても真面目で、責任感が強くて、繊細で優しい人です。 – 小さなことで深く落ち込む – 人の目や評価をとても気にする – 「迷惑をかけてはいけない」と強く思っている – 完璧を目指して、自分にとても厳しい ……そういう人は、ミスや小さなつまずきすら「生きる価値を脅かすもの」のように感じてしまいます。 でもね、本当はその強い感受性も、まじめさも、あなたの長所です。 ただ、向ける方向を変えるだけで、ちゃんと自分を守る力にもなります。

この気持ちを少し軽くするために

この気持ちがふわっと出てきたとき、私はいくつかのことをしています。

  • お腹がすいていないかチェックする(食べたらラクになることが多い)
  • 「誰もそこまで気にしてない」と自分に言い聞かせる
  • 「今は心が疲れてるんだな」と声をかける
  • 信頼できる人に話す

あと、心に重い雲がかかっているときは、すぐに答えや解決を求めないことも大事です。 「こういう気持ちになる私がいてもいい」 「今だけ、ちょっと休んでいい」 そう思えるだけで、ずいぶん気持ちが落ち着くことがあります。


最後に。
この文章を書いている私も、「死にたい」と何度も思ったことがあります。 でも、本当は「自分を守りたかった」んだと、今は思います。 あなたの中にある「許せない気持ち」も、「消えたい気持ち」も、 ちゃんとあなたを生き延びさせてきた証なんです。 無理に前を向かなくていい。 ただ、今のあなたを責めないでください。 またそんな気持ちになったら、ここに戻ってきて。 ひとりじゃないよ。


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