異動で変わった人間関係と、その後の私の選択

過去の職場体験記


目次

異動で変わった人間関係

異動になってから、職場の人間関係がガラッと変わりました。 今まで私はOさんに支配され、コントロールされていたのですが、異動先では大勢の目があるせいか、Oさんも妙な行動は取らなくなりました。 基本的には引き続き無視され続けていましたが、仕事上の最低限の会話は、新しい女性上司――いわゆる“大お局様”の目の届く範囲で、しぶしぶ交わされるようになっていきました。 そして何より、地道に仕事を頑張ってきた私は、大お局様から「使える人」として重宝される存在になっていきました。

アリとキリギリスの結末

一方のOさんはというと―― 今までロクに仕事をしてこなかったツケが回り、他の事務員たちからも距離を置かれるようになっていきました。 本当に「アリとキリギリス」みたいだなぁ、と感じましたし、「因果応報って、こういうことか」と、妙に納得したのを覚えています。 地味でも真面目に積み重ねてきたものは、やっぱり見てくれている人がいるんですね。

Oさんのその後

さらに悪いことに、Oさんは大お局様&ナンバー2お局様との相性が最悪でした。 その結果、毎日のように嫌味を言われる日々。 そうしたストレスからか、異動から約1年でOさんは休職、そして最終的には他の支店へ異動となりました。 皮肉にも、かつて私をいじめていたOさんが、同じように追い詰められていったのです。

私が決断した理由

一方の私はというと―― いじめられていたとはいえ、最初にこの会社に誘ってくれた恩人であるOさんがいなくなったことで、気持ちにポッカリと穴が開いたような感覚もありました。 それに加えて、毎日3時間の通勤時間という身体的な負担、そして「どの支店に行ってもいじめがある」という会社体質そのものに限界を感じるように…。 こうして私は、誰にも言わずに、静かに転職活動をスタートさせました。


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